2009年8月27日(木曜日) くもりのち晴れ 世界一周4日目 イギリス4日目 ロンドンにて
今日も明け方に目覚めゴソゴソしていると、お年寄り扱いされた。
今日は朝いちで朝食を求めて駅まで買い出しにでた。
牛乳、水、パン、ベーコン、卵、コーンフレーク、などなど買い込みシェアハウスに戻る。
イギリスは表札などはなく、通りの名前と家の番地が表札代わりらしい。
なので、番地はけっこうみんな個性的なつくり。
買い込んだ食材で簡単に朝食を済ませて、今日は楽しみにしていた大英博物館に行く。
大英博物館の入り口
中に入るとこんな感じで広い空間が広がっている。
日本語音声ガイドとカメラを両手にさっそくGO!
本日はTPOをわきまえて、世界不思議発見!スタイルにしてみました。
音声ガイドを真剣に聞く隊員↑
お、人だかりが!何かと思ったら、大英博物館の目玉。ロゼッタストーン。
ロゼッタストーンはエジプトのロゼッタで1799年に発見された石碑で、
エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、そしてギリシャ文字である3種類の紀元前の文字で書かれており、
3種類の文字で同じ内容が書かれていると推測され、当時、ギリシャ語部分は読むことが出来たため、何人もの学者が解読を試みた。
エジプト語の文書も続々と解読されるきっかけとなった。とのこと。
よく見ると三層に分かれています。
上の大きい絵文字がエジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)で下の細かい文字が民衆文字(デモティック)ヒエログリフの象形文字は一つずつ見ててもなんだか楽しくずっと見てしまう。
お土産コーナーでもロゼッタストーンのペーパーウエイトやら、消しゴムやら、マウスパットやらあって大人気だった。
そして、その近くにあっためちゃくちゃ大きい胸像がラムセス2世。
エジプトの大王で、年代には諸説あるが24歳で即位し、90歳で没したとされる。何人もの王妃と側室の間に100人以上の子(養子も含め)を持ち、発見されたミイラから身長は180cm以上あったと推測されている。
ラムセス2世のミイラの皮膚組織にカビが見つかった際、カビを除去するためにフランスへ出国。この時には生きているエジプト人の扱いでパスポートも支給され、職業の欄には「ファラオ」と記入されていたというエピソードがあるとのこと。
エジプト人みんなから愛される偉大なるファラオだからこそ、こんなに胸像も大きい。
そして、気になるエジプト・ミイラのコーナーへ。
異様な雰囲気が漂っているミイラコーナー。
他のコーナーよりも、人が多い!
ミイラへの興味は万国共通と見た。
音声ガイドによると、この指輪は生前本人がつけていたものだとか。
あるったけつけてます。
そして、この体の上にある人形は、あの世で課せられる労働の身代わり人形だとか。
いろいろな意味があるようで、
また、ミイラにする過程も、内臓を一つ一つ個別に包んで遺体の中に戻すケースとかつぼに4つにわけて入れるケースとか様々あるらしい。
でもどれも、死に行く人への想いがあってのこと。
そして、次は若干刺激が強いため、
心配な方はこちらの画像でしばらくお楽しみください。
若干刺激が強いですが、
生ミイラ(さん)発見。
このジンジャーと呼ばれる赤髪のミイラはエジプトでミイラ作りが行われる前、BC3400年ごろから埋葬された成人男性の遺体。一部残る頭髪が赤いことからジンジャーと呼ばれる。副葬品や簡素な埋葬方法から庶民階級と推定される。極度に乾燥した熱砂に埋葬されたため、地下室などに置かれた王家のミイラより保存状態がいい。とのこと。
残っている髪が赤いからジンジャー(赤髪の人)と呼ばれています。
本人の装飾品や日用品が手元においてあったり・・・と今も昔も人の思うことは同じ。
そして、まだまだ続くエジプトコーナー
あれ、もしかして、スフィンクス?でも違う?
やっぱりちょっと様子がおかしい。
音声ガイドによると、「このスフィンクスはエジプト出身ではないスフィンクス」なんだそうです。
「なんだそりゃ」ですが、アナウンサーのようないい声の音声ガイドに言われたら、納得するしかありません。
大英博物館はなにしろ広くて見るものもたくさんあるので、見て回るのも若干早足ぎみ。
その中でも黄金に輝く物体に足がとまりました。
音声ガイドによると、「この肩掛けはめずらしく、他に類をみない形」とのこと。
確かに。この使用例を見る限り、ちょっと実用的ではないから類をみなくなるのも納得。
表情豊かなチェス駒を発見。クイーンのちょっとあきれたような表情が魅力的。
このチェス駒は1831年にスコットランドのルイス島で偶然発見されたもので、発見地の地名より「ルイスの駒」と名づけられた。
作成年代は1200年頃と推定され、いずれもせいうちの牙でつくられているとのこと。
ハリーポッターにもでてきているらしい。
そして、気になるJAPANのコーナーへ。
ハニワくんが「ようこそ!」とお出迎え。
おお、なかなかシックで落ち着いた雰囲気。
中央に見えるのはビッグな土偶さん。
日本でもみたことないよ。こんな大きいの。
ふと横をみると・・・
まんが!?
土偶な恋のメロディー・・・・・・!?
土偶ファミリーとは・・・
土偶ファミリー西川伸司、大英博物館進出!ご本人は知ってるのか、
この漫画、私は知らなかったんだけど、賢介に聞いたら、
「とにかく壊れやすくて大変だ」という漫画らしい。大変だ。
日本コーナー、土偶だけではありません。
武士の鎧兜もあります。ヒゲまでついて、パッと見、ヨークシャーテリア。
土偶だけじゃなくてこんな細かい事もできます!ってアピールも忘れずにしています。
そして、ギリシャとの返還問題で揺れているというのパルテノン神殿の彫刻群へ。
思わず口があんぐり。
パルテノン神殿の上の上の方に配置されていたにも関わらず、
服のしわから、筋肉の流動感まで、細部にわたって細かく彫られている。
ひとつひとつ見ててもほんと飽きない。
「ここから写真撮って」と賢介。
「まあまあやめろって」
仲裁に入ってるつもりらしい。
もう飽きてしまったらしい。
その後も「三越のライオンが横向いてる~♪」
とか
ホーンテッドマンションみたい~♪
とか
とか
とか・・・
とてもじゃないけど、一日じゃまわりきれない大英博物館を満喫しました。
そして、大英博物館を出て、初めてのパブを体験しに!
ロンドンのパブは、仕事帰りの人でどこも大賑わい。
店の外まではみ出して立ち飲みしてる。
人ごみをかきわけてカウンターにたどりつきビールを注文する。
うまいっ!
隣の席のおじさまがたべていたものがおいしそうだったので
それは何か聞いてオーダーしてみる。パイだそうだ。
パッと見は厚揚げのとネギの煮物だが、
食パン様のものの中にチキンシチューが入って、パイでふたがしてある。
寒い時に体があたたまりめちゃくちゃおいしい。
勇気をだしておじさんに聞いてよかった。
まいう。
イギリスはけっこう朝晩冷えて寒いので、ユニクロでヒートテックなど長そで購入。
日本よりちょっと割高。ウインドブレーカーが欲しかったけど、£24(4000円位)なのであきらめる。
ユニクロの袋の裏はなぜかガッチャマン。
アップルハウスに帰宅する。
宿泊費 アップルハウス £32
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