バオバブツアーinモロンダバ

2009年 12月4日 (金曜日) 世界一周103日目 マダガスカル5日目

今日はバオバブの木の群生地を目指してアンタナナリボからモロンダバへ小型プロペラ機で一時間。機内はなんと自由席。

機内から見るマダガスカルの地形は山・山・山。飛行機で一時間のこの距離をタクシーブルースというミニバスだと、なんと二日もかかるというけど、それも納得の地形です。

山を越えてしばらくいくと、飛行機の窓から、点々と間隔を保ちながらニョキニョキと生えているバオバブが上空から確認できました。

今までに見たことのない風景。緑が多くて豊かな印象です。

空港着。

とても小さい空港で、荷物のレーンも3メートルくらいしかない。
空港ロビーも小さく、インフォメーションも閉まっていて地図も確認できない。お土産屋さんが一軒ひらいているだけ。

タクシーの運転手さんらしき人がやってきて、ホテルをいくつか紹介するよ。というのでお願いする。

タクシーに乗ると。すでに運転手さんがスタンバイしており、その声をかけてきた運転手さんらしき人は助手席へ乗り込んだ。

どうやら、ガイドさんらしく、マダガスカルの言葉や、今はマダガスカルは雨季だよ、とか、バオバブフルーツが食べれるよ、とかいろいろ英語で説明しながら町の中心地へ向かう。

タクシーの運転手さんはたぶん、英語が得意ではないのかもしれない。

空港から町の中心地まで、15,000AriAri(750円)で。

ホテルを数件見せてもらい、ビーチ沿いのホテルに宿泊することに

ガイドさん一押しのホテルrenalaHOTEL 80000AriAri(≒4000円)
内陸のアンタナナリボから一変、すっかりリゾート気分です。

ホテルを紹介してくれたガイドさんに、バオバブツアーもお願いする。
二人で80000AriAriといわれるが、60000AriAri(≒3000円)に負けてもらう。


ランチに楽しみにしていたシーフードを堪能!
ココナッツソースが絶妙!全部で25、000AriAri(≒1250円)

15時 バオバブツアーへ出発。

一時間ほどかけて、ぼこぼこの車道を走っていきます。

バオバブの木というと、木の上下をひっくり返したような木を思い浮かべる人が多いと思います。

でも、私たちの行った時期は雨季。バオバブの木はこの雨季の数か月間だけ葉が生い茂るんだそう。

たまたま見つけた、葉のないバオバブの木。
さかさまの木とも呼ばれているらしいが、ほんとに木を引っこ抜いて、さかさまにして植えた感じ。
乾季は乾季で、こんなバオバブの木が点在する景色は不思議の国にきたみたいでおもしろいんだろうなと思う。


途中枝分かれすることなくニョキっとまっすぐ上に伸びて、上の方でテンコもりにはっぱをつけるバオバブ。まるで木一本一本にテリトリーがあるかのように、間隔をあけて点在している。


ツインバオバブ。同じところから2本同時にバオバブが生えていてめずらしい。


よく見るとバオバブの木に実がなっています。
葉の生い茂る雨季の間だけ実をつけるんだそう。


運転手さんが、ひとつ見つけてきてプレゼントしてくれました!
中身が食べられるらしいけど。やたらと軽いし、中身がどうなっているのかわからない。かなり未知の世界。


バオバブの木は諸説あるようですが、アフリカに1種、そしてマダガスカルに固有種が8種、オーストラリアに2種、あるそうです。太古の昔に大陸移動をして、その後独自の進化を遂げていったマダガスカル島の動植物たち。ここでしかみることのできない景色が広がっています。


そしてツインバオバブの変化型。2本のバオバブの木が絡み合う、愛し合うバオバブと呼ばれています。


他のバオバブがまっすぐに成長しているのに対して、このバオバブは幹にシワが寄るくらい、曲がっちゃってます。

倒れたバオバブの木を発見。

近づくと、ひょっこり子供が出てきた!


完璧なポージング。


お父さん、足あがってないですよ。

倒れたバオバブに近寄る観光客なんて少ないだろうに、いつから待っていたんだろうと思いながら、この子のポージングに魅了されて、飴玉一個プレゼントする。

最後は今日のメイン、バオバブ街道へ。

ここでは道の両脇を挟むようにバオバブの木がたくさん生えています。このバオバブ街道で夕暮れまで時間を過ごします。


牛車が通ったり、何キロもの道のりをバケツ