ベレンティ自然保護区2日目

2009年12月8日(火曜日) 世界一周107日目 マダガスカル9日目

せっかく自然保護区内にあるロッジに宿泊しているので、朝食前からロッジまわりを散策です。

朝は朝食の葉っぱを求めてシファカがとっても活動的。横っとびがたくさん見れて大興奮です。

シファカは群れで移動するのですが、子供の移動がとってもかわいい。
大人のシファカが華麗に横っとびをして次の木に飛び移った後に子供シファカがタイミングを見計らいながら、横っとびを始めます。
しかし、まだ、横っとびがうまくできないのか正面を向いてぴょんぴょん向ってくるのです。

横っとびと違い正面飛びは距離が短いので、何回も飛ばないといけません。

ついに、途中で疲れて座り込んでしまいました。

朝からシファカの大移動が見れてとっても大満足。

朝食はオープンテラスでゆっくりと・・・と言いたいところですが

すぐにワオキツネザルが嗅ぎつけてやってきました。

食べている間中、ずっとスタッフの人がワオキツネザルを追い払ってくれていました。


もらえないとわかると開きなおって日光浴。

ロッジに戻るとロッジの前でも日光浴中。お腹を日光にあててとても気持ち良さそう。

今日のガイドツアーは、朝昼夜の3本立て。
ワオキツネザルが移動中。

森の中で見かけたワオキツネザルはロッジのまわりで見かけるワオキツネザルに比べると、しっぽが太くて立派です。人間の食べ物を食べるようになってしまったワオキツネザルは栄養が偏ったり、食べ物をめぐって仲間同士で争って怪我をしたりして、毛が抜けたり、やせ細ったり、するんだそうです。

森の中でみかけたワオキツネザルたちはしっかり草を食べていました。

ガイドさんについて森の中へ

その先にはコウモリがたくさん!

大きくてびっくりしましたが、主にフルーツを食べるコウモリなんだそうです。

昼食後はスパイニーフォレストと呼ばれる乾燥樹林帯へ

マダガスカル固有の植物がたくさん。

食べられないようにこんな形に進化した!?


葉っぱの模様がついてとてもかわいらしい。


クロコダイルツリーというんだそう。たしかにワニ皮だ。

実は夜行性のキツネザルが木の間で寝ているを探しにスパイニーフォレストにやってきたのですが、見つけることができず・・・

こんな入り組んだ木の中を探すのだから大変です。

夜のツアーへ。
昨日見れなかった30g程のとっても小さなキツネザル。
「ネズミキツネザル」というネズミなのかキツネなのかサルなのか想像もつかない動物を探しにスパイニーフォレストへ向かう。

ひとつひとつの木をくまなく探すガイドさん。そんな30gのキツネザルをこんな暗い森のなかライトひとつで探すなんてちょっと無理なんじゃ・・・と勝手にあきらめそうになっていると、遠くからガイドさんの声が!


どこどこ?とライトの照らす方を見ると小さい小さいネズミのような動物が!

あら!ちっちゃい!両手にすっぽり収まる程度の大きさ!
見た目はネズミ、顔はキツネ、サルと言われてもあんまりピンとこないのですが、とっても小さいネズミキツネザルがこっちを見ています。
ベレンティのラストナイトだったので、会うことができてとっても嬉しい!
最後まであきらめずに探してくれたガイドさんに感謝感謝です。

明日はついに、楽しかったベレンティ自然保護区とお別れです。