ペリトモレノ氷河へ

2010年1月29日(金曜日) 世界一周159日目アルゼンチン45日目

アルゼンチン南部にあるロス・グラシアレス国立公園にあるぺリトモレノ氷河を見にエルカラファテに来ました。
氷河は南極で満腹になるほど見たのですが、南極の氷河はその気候のためかほとんど崩れるところを見れませんでした。
ペリトモレノ氷河は氷河の流れる速度が早いため、氷河の崩落を目の前で見れる確率が高いんだとか!!
これはぜひ見てみたい!!

さっそく、ホステルにあった張り紙のツアーを申し込み。

一人75ペソ(≒1800円)ちなみに国立公園の入場料も別途75ペソかかります。

国立公園までの道中ガイドさんがカラファテの自然を紹介してくれます。

こちらはこの町の名前の由来にもなっているカラファテの実。
「この実を食べた旅人は再びこの地に戻ってくるなんて」言い伝えがあるんだとか。
せっかくなんでたくさん食べておきました。ちょっと甘酸っぱいです。ちなみに賢介は食べなかったので、将来、嫁の南米旅行中は家で猫とお留守番決定です。

途中、山小屋で休憩。

グアナコのこどもが山小屋の中にいれてもらってました。
グアナコは南アメリカの高地に生息する動物です。初めて見ました。

瞳がこぼれんばかりです。毛がふさふさでとってもさわり心地が良い。

レンズをなめられる寸前・・・。

山小屋のご主人、今度はヤギの子供をつれてきちゃいました。

軽い拉致状態に「んべ~!!」と必死の抵抗。やっとのことで解放されてました。

やっとメインのロス・グラシアレス国立公園へ到着。なかなかもったいぶらせてくれます。

ペリトモレノ氷河が見えてきました。

おおきい~!人が小さく見えます。

こ~んな氷河が30㎞以上も続いているらしい!


終端部の幅5㎞!!


水面からの平均の高さは60メートル!!水面下も合わせたら150メートル以上!!

しかもこんなのが一日平均2mずつひそかに動いているらしい!!
だから氷河の崩落も一日に何回も見れるという話だが・・・

もう大崩落した後・・・・!?

子ヤギを泣かせて遊んでいる場合ではなかったのでは・・・。

それでもカミナリのような「ズドーン!」と大きい音とともに氷河が落ちた!
音がなってからカメラを向けてもすでに崩落の後。残念。

キセキ的に崩落の瞬間を激写!

氷河が大きすぎるので、どうしてもちょっと崩落したぐらいじゃ小さく見えてしまいます。
大崩落を期待して氷河を見に行った私たちにはちょっと物足りなかったのですが、小さめの崩落は何回か見れました。やっぱりひそかに氷河は動いているんですね。ちなみに音だけは、地響きのような天地がひっくり返るような音がしてその度にびっくりさせられます。


こんなに大きな氷河ですが、昔のこのペリトモレノ氷河の写真は氷河がもっと岸に隣接していました。よく温暖化の影響で氷河が後退している写真を見ることがありますが、そんな景色を実際に目の当たりにしたようでした。