2010年 2月26日(金曜日) 世界一周187日目 ボリビア6日目
朝からさっそくウユニ塩湖のツアー探し。
私たちの希望は「イスラ・デ・ペスカ」という塩湖の中にある島に行きたいというのと、塩湖の中にある塩のホテル「Playa Blanca」というホテルに泊まりたいということだった。雨の日が続いている影響で「イスラ・デ・ソル」のまわりは水量が多すぎて行けないそうだ。ツアー会社によって、値段はまちまち。何軒かまわって、1人50ドル(≒4500円)の「Playa Blanca」に一泊するツアーに参加する。ツアーメンバーはチリ人、アルゼンチン人などなど多国籍8人。
まず到着したのはウユニの町にほど近い「列車の墓場」。
昔使われていた蒸気機関車がたくさん放置されている。どのくらい前からあったのか、錆びてない所がないくらい錆び切っている。
広い大地に永遠にまっすぐ伸びる線路。
これはこれでなんだかおもしろいけど、内心は「早くウユニ塩湖が見たい!」とウズウズ。
集合時間になっても他のツアーのメンバーが帰ってこない・・・。
列車の上に乗ったり、下に潜り込んだりして遊んでいる外人たち。列車で以外に盛り上がってる外人たち。
やっと全員帰ってきた所で出発。
次はお土産屋さんへ。
塩で作ったお土産がたくさん!
ウユニ塩湖の塩のお土産。
塩を切り出した四角に油性ペンで書き込みサイコロを作ってました。
再び車を走らせウユニ塩湖へ。黒茶色の大地から除々に白い大地へ、そして薄く水が張ってきました。
塩湖の内側にちょっと入ると、もうそこは水鏡の世界でした。さらに奥へ奥へ、進みたくなります。
塩を集めて乾かして後で塩を集めるのです。現地の人々はこの塩を生活の糧にしています。
なのでこんな風に遊んだりしちゃいけません。
ここからは、4WDのバンの上に皆で乗って塩湖の中へぐんぐん入っていきます!
遠くに見える車も雲の上を走っているようです。
そして到着、塩のホテル「Playa Blanca」です。
壁からテーブルから椅子から・・・切り出した塩のブロックで作られています。
ベッドもマットレスの下は塩のブロックでできています。
昨晩、しっかり雨が降ったらしく、白い塩湖の上にしっかり一面水が張っていました。そして今日は抜群の快晴!望んでいた通りの天気です。
塩湖の地面は以外固く、こんな大きな結晶化したような模様が永遠と続いていました。
かき集めるとこんな小さな塩の結晶がたくさん。ちょっと舐めてみるととても塩からかったです。
ホテルの周り、一面がこんな水鏡でした。
早く、水鏡がもっときれいにみえる奥の方まで歩いていきたかったのですが、到着してもうすぐにランチの時間です。ガイドさんが手早く4WDの荷台にランチの準備をしてくれました。
ランチのあとのシエスタする外人たち。
影になってるところで休んでます・・・。「列車の墓場」で体力使いすぎて疲れたと思われます。
しかも私たち以外は皆ワンデイツアーだったのでこのあとガイドさんに連れられて帰っていってしまいました。ウユニ塩湖にはランチを食べに来ただけ・・・というような感じ。こんなに来るのが大変な場所にあるウユニ塩湖なのに、「そんなんでいいの!?外人!?」と聞きたくなります。
ちなみに昨晩の塩のホテル「Playa Blanca」の宿泊者も日本人が15人!全員日本人だったそうです。設備が整っていないわりに普通に料金のかかる塩のホテルは外人には人気がない様子・・・。でも日本人には人気があります。アクティビティ好きの外人にはウユニ塩湖はちょっと物足りないのかもしれません。
ランチのあとは、塩湖散策。一面真っ白に見えるところまで歩いていくと、塩湖にすっかり空が映り込み、空の世界に入り込んだよう。
目の前は一面空の景色。まさに「空中散歩」です。
永遠に障害物のない真っ白の世界だと遠近感がなくなるので、こんな楽しい写真も撮れちゃいます。
そして夕焼けの空。
水鏡に映し出された雲が夕日を取り巻き、神秘的な世界でした。夕日が沈むにつれて刻々と変わる雲の表情に目が離せません。
さてさて夕食です。
水道もない、電気も限られているような塩のホテルで、ホテルのお姉さんが作ってくれました。冷え切った体に温かいスープがうれしい。
今日の宿泊者は6名!4人の日本人と二人のボリビア人です。
サンタクルスと言う町から来たボリビア人二人。標高の比較的低いサンタクルスから標高の高いウユニにきて、やっぱり高山病になったんだそう。ボリビア人も高山病になるんだ~。とちょっと驚きました。
電気が限られているので、夜はロウソクの灯りで生活します。
水道も電気も限られていてとても整った環境とは言えない塩のホテルですが、こんな遠く険しい道のりを乗り越えてたどりついたウユニ塩湖、少しでも長く塩湖の景色を見ながら時間を過ごせてよかった・・と思いました。
最近のコメント