ティワナク遺跡へ

2010年3月14日(日曜日) 世界一周203日目 ボリビア22日目

コレクティーボと呼ばれる小型乗り合いバスに乗ってティワナク遺跡へ。これでもかというくらいに人を詰め込んで走ります。

道路を走る車には日本のワゴンが再利用されているのをよく見かけます。

『柴田製茶さん!おたくのワゴン車、地球の裏側でボリビア人いっぱい乗せてがんばってますよ~!!』


チチカカ湖にほど近い標高3900mにあるティワナク遺跡へ到着。
ティワナク文明は紀元前2世紀から紀元後13世紀までチチカカ湖周辺に栄えた、インカ文明以前の「プレインカ文明」です。

ティワナクには大きな建造物があったそうですが、残念ながらスペイン人の破壊や風化に伴い、あまり大きな建造物は残っていません。


地図にある段々ピラミッドも今となっては土でできた丘のようになっています。

水路がしっかりのこっていました。大昔から水路の技術は優れていたようです。

遺跡の周囲はとてものどか。丘(ピラミッド遺跡)の上でおやつです。

地元の人も丘(ピラミッド)の上でランチをしていたり、あまり遺跡見学に来た感じがしません・・・。

たぶんとても歴史的価値のある切り出された石でテーブル&椅子セットを作っちゃったりと・・・なんだかとってもゆる~い感じなのです。さすがボリビアです。


比較的きれいに残っている半地下神殿。


ボコボコでているのは全て顔・顔・顔!


不規則に石組がされており、インカの石組技術の元がここで見られます。


この像は当時重要な役割をはたしていた司祭を祭ったものだとされています。

近付くと細かい模様が石造に刻まれています。ちょっと涙目のような気も。

こちらは「太陽の門」。大きな一枚岩でできています。


中央には太陽神が祭られています。

今から1000年以上も昔から、鉄を使わずに石を切り出し加工する技術があったことに驚きです。このプレインカ文化から、さらにインカの文化へ石加工技術が向上していく様子をこれからペルーでたくさん見ることができると思うととても楽しみです。

遺跡見学というよりは、ピクニックに来た!という感じのティワナク遺跡でしたが、これから遺跡三昧になりそうなペルーに入るまえに、プレインカの文化に触れられてよかったです。

高山の民族にウユニ塩湖にジャングルに遺跡に・・・見どころたくさんのボリビアでしたが、もうそろそろボリビアともお別れです。