いよいよ復旧!マチュピチュ村へ

2010年4月1日(木曜日) 世界一周221日目 ペルー17日目

1月の土砂災害で寸断されていた列車の線路が3か月ぶりにやっと復旧し、4月1日からマチュピチュ遺跡が観光できるようになった。

マチュピチュ遺跡へはマチュピチュ村から行くことができる。
マチュピチュ村へ行く手段は列車か3泊4日のトレッキングの二つしかない。世界的に有名な世界遺産のマチュピチュへの主な交通手段が列車しかなく、しかも雨季には今回のような土砂災害に見舞われることも少なくないというのは驚きだった。それだけ人の行きにくい場所、発見しずらい場所にあるということだ。
マチュピチュ遺跡が発見されたのも1911年と現在から100年も経っていない。インカ帝国の滅亡から400年、誰にも発見されずスペイン軍からの破壊もまぬがれ、インカ帝国時代の遺跡の姿を現在にまで残してこれたのは、マチュピチュ遺跡までの道のりが険しく、空中都市と言われるほどに地上から遠い場所にあることを物語っている。

4月1日から復旧と言っても、本来ならクスコから乗れるはずの列車も、まだクスコまでの列車の線路までは復旧していないので、途中のオリャイタイタンボの駅からしか列車はでていない。

しかも当日になってから、オリャイタイタンボからもっと先のピスカクーチョの駅へ列車の出発駅が変更になっていたことを知る!

復旧とはいっても、「どうにかこうにかなんとかマチュピチュ村まで行けるかな」というレベル。かなりの見切り発車だ。

クスコからピスカクーチョの駅へ

線路わきではまだ復旧作業をする人々の姿が見られた。

崖すれすれのところを列車が走ってやってきた!

18時30分に出発する予定だった列車は、結局22時をまわっても出発せず。
列車に乗り損ねたツーリストたちに列車の窓を外から叩かれながらもなんとか出発。4時間近くも遅れてやっと列車は動き出した。

乗った列車は「PERURAIL」一人43ドル(≒3870円)列車の上部にも窓がついていてインカの山々が見えるはずだったけどもう外はまっくら。到着までの2時間はすっかり寝てすごした。

マチュピチュ村に到着したのは、0時を過ぎたころ。
それから何軒かホステルをまわって適当なホステルに入って、寝たのは1時すぎ・・・。

クスコからマチュピチュ村への移動は1日がかりだった。
復旧したとはいえ、まだまだ整っているとはいえない状況。それでも観光客の声に応えて復旧を急いでくれたのはとても有難い。
私は今回見ることがなかったけど、1月の土砂災害でマチュピチュ遺跡行きの列車線路だけでなく、民家も土砂災害を受けているという。住民の家や道路などの復旧も国をあげて早急に行ってもらいたいと思った。

明日はついにマチュピチュ遺跡へ!5時起きできるかな?