ミニマチュピチュ☆ピサック遺跡へ

2010年4月15日(木曜日) 世界一周235日目 ペルー31日目

ここピサック村には「ミニマチュピチュ」と言われる「ピサック遺跡」というのがあるらしい。
あの感動をもう一度!と「ミニマチュピチュ」という言葉に魅かれてピサック村へやってきた。
ピサック遺跡は山の上にあるらしく、村からはどの山にあるのか全く見当もつかない・・・。

道端のジュース屋さんでジュースを飲みながら情報収集。

ジュースを飲んでいる間もタクシーのおじちゃんが「ピサック?」「ピサック?」と声をかけてくる。「歩いていく」と言うと「3時間かかるよ~」とか「あの山のもっと先だよ」、とか散々おどしてくる。結局どうやって登っていいのかもわからなかったので、山の上までタクシーで行って、下山途中に遺跡を見ることに。

歩くと3時間の山も、タクシーで行けば20分であっという間にこんな景色に。ピサック村が遠くに小さく見えます。

ここから山を下っていきます。下山途中にピサック遺跡があるはず!!

途中途中には名もない小さな遺跡もちらほら。
観光客もあまり来ないのか手入れもされず草が生え放題!

遺跡の中にも草や花がうっそうと茂っていました。
こんなに草が生え放題の遺跡もめずらしい。

遺跡の窓から黄色の花が咲きこぼれていてなんとも綺麗な風景。

段々畑にも草がてんこもりもうすぐ段々畑の姿が消えてしまいそう。こうやって埋もれて眠っている遺跡がペルーにはまだたくさんあるのかもしれません。

人っ子ひとり観光客のいない道を歩いていきます。

途中道が途絶えて洞窟になっていたり・・・

だれもいない中たった一人で洞窟に入るのは結構勇気がいります。

そして到着!ピサック遺跡!!

かなりミニマムですが・・・・ワイナピチュ山っぽい山をバックに小さい遺跡群があって、かわいい「ミニマチュピチュ」です^^

小さいながらも、マチュピチュにも劣らないくらい遺跡の保存状態はよかったです。

これだけ精巧な石造りの遺跡群なのできっと神聖な儀式が執り行われた場所なのだろうと思います。

壁は微妙に斜めにたっていて、この傾斜が地震に強い構造を作っているのだとか。インカの時代からきの遠くなるような年月がたっているのにほとんど崩れていないのはこの傾斜のお陰かもしれません。

マチュピチュ遺跡にも水くみ場があったように、ピサック遺跡にも石を使って水路が作られていました。ほとんど水が漏れださないほどにぴったり石組みされているのみ驚きです。


帰りはひたすら、遠くに見えるピサック村まで階段を下りて行きます。
私が帰る頃に、登山でピサック遺跡を目指す観光客がぞくぞくこの階段を登ってきていました。みんな汗だく、息切れ切れです。タクシーのおじちゃんの「歩くと3時間かかるよ~」は脅しじゃなくて本当だったようです。


バスとコレクティーボとタクシーを乗り継いで、再びクスコの町に帰ってきた。

泊まった部屋にはベッドが4つも!値段は他の部屋と変わらないそうです。いまいち部屋の値段設定がわからない・・・。

長かったクスコ生活もおしまい。次はアレキパへ移動です。