バッキンガム宮殿の中に入ってみた!


2009年8月28日(金曜日) 晴れのち曇り     世界一周5日目 イギリス5日目 ロンドンにて


今日も4時頃に起床。日本時間では昼頃なので、このくらいに起きてしまう。
こっそりネットを立ち上げていると、尚子からスカイプでメッセージが!まだ夜明けだったので、チャットだけで会話した。日本とロンドン、なかなかつながり良好だった。

6:00をまってシャワーを浴びて、7:00には賢介を起こして朝食をとる。

イギリスのイメージ先行型で庭にあるテーブルで食事をとってみる。

めちゃくちゃ寒くて、賢介の機嫌が悪くなった。

今日はバッキンガム宮殿を見に行く。

バッキンガム宮殿は、エリザベス女王が公務を施行し、今でも実際に使われている世界でも数少ない王宮の一つ、とのこと。例年8月から9月にかけて女王がスコットランドに滞在されている期間、バッキンガム宮殿の公式諸間19室が一般に公開されるとのことで、今がちょうどその時期なのだという。

これは絶対行かないと!!!

今日もアクトンタウンから電車をのりついで、ビクトリアの駅まで。

これがそのポスター。

予約していなかったので入れるか心配だったが、今は平日の午前中。
すんなり入れた。

チケットは一人£29.5。なかなかロイヤルなお値段だ。
これで、「THE QUEENS GALLERY」という王室コレクションと
「THE ROYAL MEWS」という王室の馬屋と馬車の展示。
そして「BUCKINGHAM PLASE」の中が見れるというもの。

まずは、「THE QUEENS GALLERY」へ。

ここは定員制になっていて時間でくぎられている。私たちは10時の枠。
中は写真もとれないし、荷物もすべてX線検査に通される厳しさ。
500年以上に渡って英国王室で獲得されてきた絵画や彫刻、
ジュエリーなどを順番にテーマを変えて公開しているというクィーンズ・ギャラリー。
今はイギリスのためにつくられたフランスの磁器を展示しているそうで、
食器のセットがこれでもかっ!ってくらいに展示されていて、ため息がでる。
実用にはほど遠いような金銀ギラギラの食器たちの中にひときわ大きいつぼも!
何かと思えば、花瓶だという。食器セットには花瓶もすべてセットで作られていました。
ジュエリーも、金銀ギラギラありとあらゆる宝石がちりばめられていて。
もう、ため息も出尽くしました。
あら、小さいお花の置物♪と近寄ると、
花の真ん中にはルビーやらエメラルドやら、もちろん、ただのお花の置物ではすまされませんわよ。って感じでした。

そのあとは、「THE ROYAL MEWS」へ

王立厩舎は1760年にジョージ3世が所有していた馬車と馬を持ち込んで以来、この場所に存在しているそうです。
一番の見所は、1762年にジョージ3世が最初に使用したゴールド・ステート・コーチ。
1820年から歴代の戴冠式に使用されるようになり、エリザベス女王の即位50年の記念式典でも使用されている豪華なもの。

実際に馬もここで飼育されています。
馬の名前は女王がその年の出来事などを参考にして提案された名前から
選んだり、つけたりするそうです。

そして次はとうとうバッキンガム宮殿かという所で

やはりお腹がすきまして、

スープとボロネーゼとフンギのパスタ。£17.8 まいう。しかし高い・・・

腹ごしらえしたところで、バッキンガム宮殿の中へ。

やっぱりここも荷物のX線検査と、写真は禁止。
バッキンガム宮殿は、もともとバッキンガム公爵の家として建てられた邸宅を、1762年ジョージ3世が王妃と子供たちのために購入。
その後、王の跡を継いだジョージ4世が名建築家ジョン・ナッシュを起用して贅の限りを尽くして全面改築に着手。このときの費用は、予算の数倍に膨れ上がっていたとのこと。でも、ジョージ4世は完成を見る前に死去。
最初に住んだのは、ヴィクトリア女王だった。

ところが、実際に住んでみるとバッキンガム宮殿は使い勝手が悪かった。子供のための育児室は無いし、舞踏会を開くことのできる大きな部屋も無かった。

そこで再び改築工事が行われ、王室の公式馬車が通ることのできなかった白い大理石の門が今のマーブル・アーチへ移されたのも、この改築工事のときなのだと。

そして西暦1913年、表面の装飾が改められ、現在のバッキンガム宮殿の外観が出来上がったとのこと。以来歴代の国王がここに住み、現在エリザベス2世も平日を過ごす場所として広く知られている。

バッキンガム宮殿の中は、調度品がすべて素晴らしいのですが、壁や天井に至るまで、
彫刻やら、絵やら、タペストリーやら、いろいろなもので飾られていました。
「絵画の間」にはレンブラントやルーベンスなど、美術館でしか見たことがないような画家の絵が生活の中にとりこまれたようにたくさん飾られています。
見ても見ても、本当に見きれないのです。あるものすべてに手がかかっているのです。私のボキャブラリーでは伝えられないのが残念です。

写真がとれなくて、カメラ小僧な私はかなりムズムズ。
でも、そのぶん、自分の目でじっくりじっくり見てまわりました。

今日の日記は写真がない分短いはず。きっとそう。

でも、写真ではありませんがひとつだけ。
これはポスターですが、青の客間(ブルードーイングルーム)が映っています。正式な舞踏室を増築するまで、実質的な舞踏室の役割を果たしていたそうです。

シャンデリアの豪華さもさることながら、壁に掛けられた肖像画も額もたてられた柱の模様も天井も絨毯も、本当に本当にすべてが豪華絢爛です。
このバッキンガム宮殿が今も公務で様々なことに現役で使われていることもすごいことです。

そして、バッキンガム宮殿の正面の内側の部分。
昔はここが宮殿の正面だった。

そして現在のバッキンガム宮殿の正面

御衛兵さんは今日はとんがり帽子スタイルではなくて残念。

そして、観光客とハトでいっぱいのトラファルガー広場へ
 

ロンドンの町をプラプラして、帰宅の途。

帰りに駅前の小さな商店でお買いものして帰る。今晩はキャベツとベーコンとトマトのスープを作って食べた。久しぶりに野菜がたくさんとれてうれしい。

今日からひとり、ワーホリの女の子が来ていた。人数が増えて楽しくなる。

ロンドン アップルハウス 宿泊 £32