チチカカ湖に浮かぶ島々へ

2010年3月18日(木曜日) 世界一周207日目 ペルー3日目

チチカカ湖に浮かぶウロス島とタキ―レ島へ。

昨日、船のチケットを買いにフェリー乗り場へ。
「ウロス島を経由して、タキ―レ島へ一泊したいんだけど」と身振り手振りで伝えていると現地の人が3人くらい集まってくる。どうにかタキ―レ島へのチケットをゲット。タキ―レ島にはホテルなどの宿泊施設がないらしいので、民家に泊めてもらうらしいのだが、それも「問題ない、問題ない!」の一点張り。集まってきた現地の人たちも「問題ない」の一点張り。一体どんな感じなのかわからないけど、明日の朝8時のフェリーに乗ればいいらしい。
翌日、タキ―レ島へ。ミステリーツアーのはじまりです。

小型フェリーで40分。

まずはトトラという葦(アシ)でできた葦の島、ウロス島へ。


葦を積み重ねて作られた島に、葦で作られた家々。

家の中を見せてもらいました。女子部屋です。カラフルな服がたくさん!

こちらは家族の長の部屋。テレビがあることにびっくり!

葦の家からひょっこりでているソーラー発電機。ソーラー発電を使ってテレビを見たり、携帯を充電したりできるんだとか。

観光客が来たってことで、おみやげやさんを即席出店。

刈り取ったばかりの葦です。皮をむいて食べることもできるんだとか。
一口頂きましたが、とっても水々しくてなんだかフカフカしていて意外においしい。マヨネーズ持ってきて!って感じです。

ウロス島をあとにして、さらにフェリーで3時間、タキ―レ島へ向かいます。タキ―レ島はインカ時代の生活様式を今も残すケチュア族が住み、編み物や織物で生計をたてている人が多いらしい。とても楽しみです。

到着です。水が澄んでいてとてもキレイ。

フェリーに乗っていたスタッフの人に、今日泊まる民家はどこで相談したらいいかと身振り手振りで聞くと、よくわかんないけどとにかくあの人たちについていけとのこと。よくわからないけど、とにかく団体さんの歩く方向に歩いていく。
深く青い湖を見ながら歩いて島の中心地へ。島の中心地へは、ふぞろいな形をした石がパズルのようにうまく組み合わせた石畳の道がず~っと続いていました。

島の中心地へ。

まわりに数軒のレストランとお土産屋さんがあるだけの広場。


広場にいるとすぐに物売りの女の子たちに囲まれました。ミサンガ売りの女の子たちです。

「ちょっと見せて」と見ていると、あれよあれよという間に私の腕にミサンガを結んできます。しかも「かた結び」です!ちょっとちょっと取れないじゃん!!押し売りに負けてご購入。1ソル(35円)です。


広場には民族衣装を身にまとった人々がたくさん。男性はチョッキにカラフルな帽子とポシェットを身にまとい、女性はカラフルなスカートに黒いスカーフを頭にかけています。そして皆、暇さえあればこぞって編み物をしています。

こっちのお父さんは売店の店番をしながら編み物。


編み棒5本も使って器用に手袋を編んでいきます。


ランチは、団体ツアーのガイドさんに誘われてツアー客の方とご一緒させていただきました。チチカカ湖のマス、トルーチャというお魚です。

ムーニャというハーブをお湯に入れたハーブティ。ムーニャを一本入れるだけで爽やかな香りが広がります。

そして今日は、このツアーのガイドをしているシルバーさんの家に泊まれるらしい。シルバーさんについてシルバーさんのおうちへ。

島の中心地を抜けると民家と段々畑が続きます。

電気も水道もない・・・とガイドブックにはあったのですが、今はどの家庭にもソーラー発電がある様子でした。母屋からちょっと離れになっている一室に泊まらせてもらえることになりました。

家の中庭ではソーラーオーブンでおイモをふかしているところでした。太陽の日差しが強いので太陽熱を利用しない手はありません。


シルバさんの家族は、シルバさんと奥さんと子供が3人にアメリカ人の移民の方、親戚の方も住んでいるらしく、大家族!