ジャングルの町イキトス

2010年5月20日(木曜日) 世界一周270日目 ペルー66日目

リマからジャングルの町イキトスまでは道がない!!
飛行機か船でしかイキトスにはたどりつけないのです。
しかも船は川下り4日間~一週間!(水の水位によってかわるらしい。)

なので飛行機でピューンとひとっ飛びしました!1時間半のフライトです。
利用したのはペルビアンエアーライン。最近できて会社らしいです。ランペルーだと200ドル以上だったのが、ココだと半額以下の95ドル!日本人宿は情報がもらえて助かります。

到着するとムッっとした蒸し暑い空気!これぞ熱帯雨林気候です。

翌日、イキトスの人々で賑わうベレン地区の市場へ。市場といっても町一つ分あるのではないかというくらいの大きな市場です。どんな魚がアマゾン川で採れるのか見たかったので、モトタクシーという三輪バイクのおじちゃんに魚市場まで連れてってもらいました。

魚市場の露天がずーっと道を連ねています。まわりは魚のにおいでいっぱい!

見たことない魚がいっぱい・・・。

魚どころか、ワニがさばかれていたり・・・

キャ~!なんとアルマジロも!?

こんな魚見たことない・・・。

顔in顔!こんな遊び心も!?

他にもイモムシの串刺しが売っていたり、何に使うのか分からない香辛料やそれを煮出したような液体が売っていたり、大きな葉っぱが売っていたり、THEアマゾンな市場!見たことないモノだらけ!!市場はその町の生活が垣間見れるから楽しい。訪れた町で必ずといっていいほど立ち寄ります。


さらに市場を奥へ進むと、アマゾン河に面したところに赤茶屋根のバラックがひしめきあって並んでいる風景が。この先に川の上に家を建てて水上生活をしている町があるという。治安も悪いと聞くので、モトバイクのおじちゃんにガードマンをお願いして一緒に来てもらうことに。

川の増水に備えて高床式の家が連なっています。見るからにちょっと荒れててやばそうな雰囲気。危険なにおいがプンプンします。

30分10ソル(≒350円)(たぶんモトタクシーのおじちゃんのマージン込み値段)でボートに乗せてくれるというので、ボートに乗せてもらい水上観光へ。


町の危険な雰囲気とは裏腹に、ボートで行き交う人々は笑顔で気さくに「チーナ!」「チーナ!」(チーナじゃないけど)と声をかけてきてくれます。

学校も川の上。

通学もボートで。


教会も川の上。  階段ちょっと足りないけど。

ニワトリも川の上で放し飼い。

家は高床式か、フロート式。川の上に浮いた家で生活しているらしい。どの家にも木の小さなボートがあって漁業で生計をたてている人々が多いのだとか。たぶん水の上に家を建てれば、土地代もかからないし、水道代もかからないから・・・なのかな?でもちゃんと電線がはりめぐされていて、どの家もあけっぱなしのドアからは、テレビがあるのが確認できた!しかも結構大型テレビ!やっぱりペルー人はテレビっ子なのだ。


ボート漕ぎのおじちゃんが、フロート式の民家の奥へ入っていった。何かを思ったらそこには、「オオオニバスの葉」が!まだ小さくて薄いけれど、それでも十分大きい!
以前にこの「オオオニバスの葉」に子供が乗っている写真を見てから、この葉っぱに乗るのが夢だった私!!まさかこんなところで見れるとは!
「乗ってもいい?」と聞くと、「沈むよ」と笑われました。子供でも無理だそうです。
アマゾンの奥地に行くともっともっと大きいのが見れるのだとか!ぜひ見たい!そして乗りたい!夢はひろがります。
触った感触はなんともしっとりいい感触。でもこの葉の裏側は意外にもトゲトゲでいっぱいでした。

イキトスの中心地にはチキン屋とカジノがいっぱい!チキンを買ってみました。ジャガイモ大国のペルーではどこもかしこも付け合わせはフライドポテトと決まっていたのに、さすがジャングルの町イキトス!付け合わせはバナナフリットです。甘いのかと思いきや「アマクナ~イ!」ホッコリジャガイモのようです。はじめての食感にヤミツキになりそう~!とバナナフリットをほおばっていましたが、この後のジャングル生活、永遠の「バナナ地獄」が始まるのでした・・・。