２０１０年５月２２日（土曜日）　世界一周２７２日目　ペルー６８日目

道でつながっていない陸の孤島ジャングルの町、イキトス。

なんでこんなとこまでやって来たのかと言うと・・・

ジャングルに行きたいから！！！

なんです。

ボリビアでも行きました。ルレナバケのジャングル。

ワニにアナコンダ（なんて本当はいないけど）さがし、ピラニア釣りにピンクイルカとアマゾン川を泳ぎ、夜はホタルの光と動物たちの鳴き声に囲まれて寝る・・・。

サイコ～\(^^)/でした。

ペルーの地図を見ると、意外にも緑色で占められている部分がとても多い。なんとペルーの国土の５０％は熱帯性密林が占めている・・・というから驚きだ。そして、その地図の緑色の中、他の都市のどこからも離れたところに「イキトス」の文字がある。

ジャングルの中にある町「イキトス」ここに行けばきっと未知なるもので出会えるはず・・・。そう信じてやってきたのです。

まわりはジャングルだらけ！！
ジャングルツアーだって、きっときっとボリビアの比にならないはず！！！

そう思って参加してきました！

ジャングルツアーイキトス編です。

私の参加したツアーはPaseos Amazonasの２泊３日のツアー。ナマケモノもアナコンダも見れるし、オオオニバスの葉も見れるよ！と言うので参加しました。１３０ドル（≒１２０００円）のツアーです。

ツアー人数は１６人！！ちょっと大きめな船に乗り込んで川をのぼっていきます。

まず向かった先は、ジャングルに住む先住民族の集落へ。

つくられた感が否めない・・・。

オフの時は「ぜったいＴシャツ短パンでしょ、」って感じがムンムンしてる。

私たちがくるちょっと前に

「お客さんくるよ～！着替えて着替えてっ！」
「どーせ来てもチップはずまないんだから、めんどくせ～」
「仕方ないよ。最近はどこも景気わるいらしいよ～」

って会話してそうな・・・。

だって、民族衣装がとってもキレイ・・・くたびれてない・・・。

ディズニーランド的な感じがとってもします。

顔に木の実の汁でペイントしてもらって、吹き矢体験させてもらって・・・

テーマパークにやってきたみたい・・・。

そしてそのあとは先住民族のお土産買って買って攻撃と、写真一緒に撮ったらチップクレクレ攻撃に合い・・・しかもこのお土産タイムが異常に長い。

ロッジに戻って昼食の後は、今度は「シャーマン」に会いにいくという。

シャーマンとは霊感や特別な精神状態に身を置いて、神霊と交信する現象を起こすらしい。

聞いたことはあったけど、お目にかかるのは初めて・・・。

でもツアーのシャーマンだもん、またさっきみたいな「ディズニーランドでお会いしましたっけ？」って感じのＴＨＥシャーマンな人がやって来るかもしれない。

そう思って、山小屋で待つこと数分・・・。

「え？スタッフの方ですよね」という感じの短パンＴシャツのおっちゃんが、

「いや、いや、みんなおまたせ！」ってな感じで入ってきた。

えらいライトな感じのシャーマンだ。

この方がシャーマンさん。
霊媒のさわり・・・ほんの少しだけ皆にしてくれるという。

この得たいの知れない茶色の液体が皆に配られた。味は一言で言うととにかく「ストロング！！」養命酒を煮詰めたような味わい。

シャーマンは、にんにくとアルコールの入った液体をグイっと一気に飲んで、タバコに火をつけ吸いながら、木の葉でバサバサとゆらしながら歌を歌い始める・・・。数分で次の人へ。私もやってもらったけど、先ほどの養命酒でちょっとほろ酔い＆シャーマンの歌声が心地よい・・・だけど、すぐに隣の人へ移ってしまった。

続きは別料金で夜にやってくれるという。

次は、ジャングルを歩いてどこに行くのかと思ったら、サトウキビしぼりのおばちゃんのところへ。サトウキビしぼり自体そんなに珍しくないけど、他の人がしぼるのに比べて、おばちゃんがしぼるとザ～っと大量のしぼり汁が出てくるのにビックリ。シャーマンのセレモニーより不思議がいっぱい。

この腕でサトウキビをカスのカスまで絞り倒します。

サトウキビジュース。
今日はいろんなもの飲んで、お腹タプタプに。

夕食のあとはナイトツアーへ！
ツアーメンバーも今度は動物が見れるのか！？と、蚊の予防対策万全で、頭にはライトをつけて、ボートに乗り込みます。

ボートを少しすすめたところでボートは川の中央で停止・・・。

そして、動物の鳴き声が響く中ガイドさんの声が・・・。
「みんな、目をつぶって！耳を澄ませてごらん！ほら、カエルの鳴き声だよ！ほら、虫の鳴き声だよ。」・・・とガイドさん。

え？？？動物探さないの？？

動物探す気で頭にライトをつけてきたスペイン人もビックリ。

まさかの動物の鳴き声を聞いて終了・・・。

結局一つも動物を見ないで終わってしまった一日目。
一日望遠レンズ持ち歩いていたのに、一度も出番なし。

明日は動物見れるのか・・・明日につづく。