ペルーのモアイ像

2010年6月10日(木曜日) 世界一周309日目 ペルー87日目

モアイ像と言ったら、チリのイースター島のモアイ像ですが、

ここペルー・チャチャポヤスにもモアイ像があるらしい!

ペルーのモアイ像ことカラヒア遺跡を目指します。

今回も懲りずに「i-PERU」で自力での行き方を教えてもらいました。

乗り合いタクシーで小さな小さな田舎の村、クルスパタという村に到着。
ここから牧草地に囲まれた道を30分ほど歩いていきます。


こんな道を歩いていきます。どこまで歩けばいいのやら。

本日も朝一番でやってきたので観光客もまだ他にいません。
牛が見守る中、ゆっくり牧草地の道を歩いていきます。

おとといからクエラップ遺跡とゴクタの滝・・・と散々歩き通して足がパンパン。足の親指の裏にも水膨れができてて痛い・・・。30分と言われた道のりをゆっくり1時間以上かけて歩いていく。


ドット柄のついた葉っぱを発見。

たまにはゆっくりゆっくり歩いてみるのもいいものだ。

牧草地を抜けるとガタガタの岩の道に。

どこからモアイ像が現れるのかとドキドキしながら歩いて行きます。

その道を下っていくと断崖絶壁に・・・・あれがモアイ像??


「小さい!!」断崖絶壁の上のほうにあってよく見えません・・・。


こんな断崖絶壁によく作ったな~というようなモアイ像たち。
小さく見えるけど2m程の高さがあるという。

みんな顔や体の模様が微妙に違っていて、なんとも素朴な表情。


さらに、ズームインすると、なんと頭の上に骸骨が乗っています。

このカラヒア遺跡のモアイ像の内部には埋葬品と共に死者が入れられていたのだという。カラヒア遺跡のモアイ像はお墓なのだという。

お墓が荒らされないように、また死者が天に昇るお手伝いをするためにこんな断崖絶壁に造られたのかもしれません。

再び、来た道をゆっくり歩いて帰ります。

乗り合いタクシーを降りたクルスパタの村はほんとに何にもない素朴な村。

近くにいた子供に、乗り合いタクシーはいつくる?と聞くと「3時か4時か5時」とのこと。特に決まってないけどとりあえず来てくれるらしい。

観光客を乗せたツアーの車が来ていたので、「帰りに一緒に乗せて」とお願いしたら断られた。しかたないので、あと3時間か、4時間か、5時間、ここで乗り合いタクシー待ちだ。

その間、村の子供とバレーボールやら木のぼり大会やら。

スカートでもおかまいなしで木の上まで登る女の子。

ポーズまで決めて。

「次はあなたの番だ」と言われて、

「豚もおだてりゃなんとか」ってので、私もがんばった。


数十年ぶりの木登り。木の上から見る景色はなかなかよかった。


子供たちの遊び場で。

教会で写真を撮ろう。と連れてこられた小さな教会の入り口。
子供たちにとって特別な場所らしい。


子供が撮った写真。
なかなかこういう角度からこの感じの写真は撮れないなと思う。
大人だったら、まっすぐ撮らなきゃとかそういう事にとらわれると思うから。

そんなこんなであっと言う間に時間が経って、やっと乗り合いタクシーがやってきた。

チャチャポヤスでの3日間、ツアーで観光しなかったおかげで散々歩いたけど、その分たくさんの人々の優しさと笑顔に触れることができて、思い出深いものになりました。

ペルー87日!このまま今日の夜行バスでペルー北西部へ!そして明日はエクアドルへ国境超えです。