2010年6月日(月曜日) 世界一周299日目 ペルー77日目
ジャングル生活3日目。
ウエリコさんが朝食にピラニアの姿煮スープを作ってくれました。
味付けは塩のみ。
素材の味を存分に生かした味付けとなっております。
今日は、今回のジャングルツアーの目玉!というか目的でもある「オオオニバス」を探しに行きます。
「オオオニバス」はアマゾンの川に浮かぶ大きなハス。
葉っぱが円形で葉っぱのふちがめくれあがっていて、お盆のような形をしています。
子供の頃にその「オオオニバス」の葉に子供が乗っている写真を見たのが印象的でした。
大きな「オオオニバス」をぜひ見てみたい!そして、あわよくば葉っぱの上に乗ってみたい!
南米では「オオオニバス」は「ビクトリアレヒヨ」と言うんだとか。きれいな名前です。
さっそく、朝からジャングルへ。
細い川に入ったところでカヌーを降りて、ジャングルを歩いていきます。
道なき道を突き進んでいくウエリコさん。写真を撮ってもブレる速さ。
私もジャングル用に長靴をはいているので、ついていくのが大変。
所々に水がたまって池になっています。木の上を渡ってジャングルの奥へ奥へ。
まさか池ポチャしないだろうと思っていたけど、見事に池ポチャしました。
長靴の中まで水が・・・。靴下びっちょり。
なるべく水のたまっていない所を探して歩いていくので、かなり遠回りして迷い迷い進んで行きました。
「ビクトリアレヒヨ、見れるよ」とはウエリコさんも言っていたけど、
こんな奥までやってくるのは久しぶりの様子。道を探しながら、進んで行く目つきは真剣そのもの。
そして、道なきジャングルを進んでいくので、ナタで細い木を切りながら目印をつけて進んでいきます。
1時間半程歩いたところで、パッとジャングルが開けたところに出てきました。
池の中には探し求めていた「ビクトリアレヒヨ」が!!遠くから見ても大きい!
池は想像していた以上に深くて大きくて、近くまで行けない状態です。
ビクトリアレヒヨの葉の上に乗る夢は残念ながら断念です。
アップの写真を撮ろうと苦戦していると、ウエリコさんが、「俺の肩に足をかけて上から撮るといいよ。」と肩を貸してくれました。池ポチャした後の足で申し訳なかったのですが、今回のツアーのメインイベントだったので、お言葉に甘えさせていただきました・・・。
それで、立ち肩ぐるま状態(木をつかみながら)で撮った渾身の一枚がコチラ。
ジャングルの中にいきなりポッカリ現れた池に悠然と大きな丸い葉を広げる「ビクトリアレヒヨ」の姿はとても優雅で神秘的・・・。そこだけ何か別世界が広がっているような空間です。
この「ビクトリアレヒヨ」を見るために、2泊3日かけてここまでやってきました。
ここでウエリコさんと熱い握手を交わしました!!
「記念撮影をしよう!!」とウエリコさんに言うと、ナタで適当な木を切って即席カメラ三脚を作ってくれました。
釣りがしたいと言えばつりざおを作ってくれて、いい角度で写真が撮りたいと言えば肩を貸してくれる、そして、記念写真を撮りたいを言えばナタ一本で即三脚を作ってくれる・・・
ウエリコさんがもしも年頃の男子だったら間違いなく「惚れてマウヤロー!!!」って感じです。
草食男子が増加する日本ではこんなリアルワイルド系男子にはまずお目にかかれません。
(しかし、残念ながらウエリコさんはお孫さんまでいるおじいちゃまであります。)
肝心の記念撮影ですが、間に奥に見える「ビクトリアレヒヨ」を挟んで撮りたかったのですが、
ニュアンスがいまいち伝わらず・・・。
(ちょうど腕の部分でメインのビクトリレヒヨが隠れてます)
そうこうしている間にも、尋常じゃない蚊が四方八方から襲ってくるので、せっかく2泊3日かけて見に来た「ビクトリアレヒヨ」もゆっくり見ている暇もなく、退散してきました。
再び1時間半かけて、元来た道を戻ります。
かゆい!!と思って足を見ると、長ズボンを履いていたのに、服の上からも蚊にさされてました。恐ろしや。
そして、本日も掘立て小屋でランチです。
今日はビクトリアレヒアが見れたのでお祝いです。豪華2品!
食後に、おもむろに蚊帳を張り始めたウエリコさん・・・。え、まさか・・・。
ここがまさかの本日の宿泊地・・・。リアルワイルド系にもほどがあります。
ビクトリアレヒヨのある池の近くには宿泊施設がないのだとか・・・。
聞いてないよ~~~~!!!!!
蚊帳から外を見た感じ・・・。
寝ながら星が見えて意外に良かったりする・・・。
そして本日も明日の食料を求めて、日が暮れた頃に川へ繰り出します。
ナイトツアーといいつつ。完全に食料調達ツアーです。
寝込みを襲われたお魚くん。
<br
/>見上げれば、ヘビが・・・。
川を見れば、ワニが・・・。
こんなところで蚊帳一枚覆われただけで寝て大丈夫なのか・・・。
つづく・・・。
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