2009年12月13日(日曜日)世界一周112日目 南アフリカ共和国2日目
5:00マレーシア航空のチェックインカウンターへ並ぶ。
チケットの予約番号を伝え手続きをしてもらおうとすると、スタッフの人が何か厳しい顔をしていろいろ言ってくる。よくわからない顔をしていると、女性の責任者らしき人ががやってきて
「ブエノスアイレスへはその先の国のチケットを持っていないと入れない」と言うのです!そんなチケットも持っているはずもなく、先の予定も決まってないからと言ってもダメ・・・何を言ってもダメ・・・
賢介が「じゃあ、今予約してくる!」とパソコン片手に航空券のネットを予約しに飛び出していきました。
カウンターのスタッフの人も「もう行かないといけないから」とカウンターを閉めてしまいます。「今、夫が予約しにいっているから」と言ってもダメです。
賢介が飛行機の予約をとって帰ってきたときにはもうカウンターも閉まっていましたが、近くにいた先ほどの責任者らしき女ボスに、パソコンで予約してきたことを伝えると、今度は「プリントしてこないとダメ」と言いだしました。もう離陸の15分前です。もう無理です。
あきらめきれない賢介は「ノープロブレム!」とマレーシア航空の女ボスにパソコンみせつつ叫んでいます。厳しい顔をして断固拒否の女ボス。賢介の「ブッキング~!(予約してきたのに~!)」の切ない声が響きます。そんなジャポネを横目で見ながら女ボスは笑いながら去っていきました・・・
賢介はこの短い時間に、広い空港内を走り、現金を下ろして有料のネット回線につないで予約してきたらしい。そりゃ「ノープロブレム」と言いたい気持ちもわかります。
心にぽっかり穴があいたままカウンターを去ります。チケットは3日後のフライトに使えるということで、チケットが無駄にはならずに済んだのは不幸中の幸い。でも、ここヨハネスブルグで3日間も過ごすのは避けたい
せっかくなのでさらに南のケープタウンに行くことに。ケープタウンなら観光もできるし、ヨハネスブルグより少しは安全かもしれない。
落ち込んでいる暇もなく、ケープタウン行きのチケットを探す。日曜日ということもあり、ケープタウン行きの安いチケットは完売。結局、ちょっと割高なブリティッシュエアラインで6422R(≒83486円)で二人分の往復を購入。
まさかの搭乗拒否から1時間半後、もうケープタウン行きの飛行機に乗っていました
しかも、席が足りなかったのか、ビジネスクラスにグレードアップ!してくれた!ラッキー!
ウエルカムドリンクにウエルカムフルーツ、初のビジネスクラスを満喫しました
2時間弱のフライトでケープタウンに到着。
空港からインフォメーションで教えてもらったホテルまで、タクシーで移動。すぐにテーブルマウンテンが町中に見えてきましたが残念、雲が覆いかぶさりよく見えません。明日は初めての結婚記念日だったし、空港泊の疲れもあったので、ちょっと素敵なホテルに宿泊。
2泊3日の短い日程のため、どうしても明日の一日を観光に使いたい。疲れていたが、ツアー会社を探しに中心地ロングストリートへ向かう。
今日は日曜日ということもあり、ツアー会社はもちろんのことほとんどのお店が閉まっていた。やっていたのはカフェが数件のみ。
ビルや車の数に比べて圧倒的に歩いている人が少なく、ゴーストタウンというか元旦のような静けさというか、とにかく変な感じ。違和感がある。
歩行者よりもセキュリティの警備員のほうが多く、交差点ごとにいるのには驚いた。やはりケープタウンも治安が悪いのか必要以上には出歩かないのだろう。
町の広場まで歩くと日曜市を開催していた。手作り感あふれるアフリカっぽいお土産がたくさん。
キリンの置物に一目ぼれ。買ってもここから送れるのかな?とかいろいろ考え迷っていると、黒人のお兄さんがキリンの首をつかみながら買うのか買わないのかと迫ってきた。怖すぎて正常な判断ができなくなり、思考が停止、その場を去る・・・
結局、ケープタウン観光の予定も立たないままでは、明日一日が無駄になってしまうと思い、通りにいたタクシーの運転手さんにお願いして、明日一日、タクシーでケープ半島をまわってもらうこととなった。
テーブルマウンテンとペンギンのいるボルダーズビーチ、そして喜望峰まで行ってもらい、料金は二人で800R(≒10400円)。 明日の朝ホテルに迎えに来てくれるという。
宿泊:ケープタウンロッジホテル830R(≒10259円)
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